クリニックにはニキビに悩む患者さんが多く来院されます。
治療は外用薬から開始することが多く、ピーリングや殺菌作用のある薬、抗菌薬などを患者さんにあわせて処方しています。
炎症が長引けばニキビ跡になりやすいので希望される方は、毛穴内部の皮脂を除去する面皰圧出を行っています。
これでコントロールができている方もおられますが、女性の中には外用薬だけでコントロールができない方もおられますが、その原因の1つにホルモンバランスの乱れがあります。
男性ホルモン作用がふえると『過剰な皮脂分泌』になり、反対に女性ホルモンの中のエストロゲンは皮脂分泌をおさえ肌のバリア機能をアップする効果があります。
ということで先日ホルモン療法(ヤーズ)の勉強会をしていただきました。
ピル=避妊薬という風に思っていたのですが、月経痛や生理不順などにも使用されることが多く、月経困難症の方には保険適応もされているそうです。
ピルにも色々種類があるのですが、バイエル薬品さんの第4世代ピル『ヤーズ』はアメリカ(FDA)でニキビ用に承認されている薬です。残念ながら日本では保険適応されていない低用量ピルですが、ニキビ改善効果はありそうですよね。
薬だけではなかなかコントロールできないニキビでお悩みの方はぜひ一度ご相談ください♪