いずみ皮膚・形成外科クリニック
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下肢静脈瘤手術

下肢静脈瘤とは?

よく「血管が浮いている」といいますが、足(=下肢)の静脈が太く浮き出ているものを「下肢静脈瘤」といいます。静脈瘤の多くは太くなっているばかりではなく、曲がりくねっています。また同じ静脈瘤でも太さはいろいろです。写真のように4つの種類に分類されます。

①伏在静脈瘤
①伏在静脈瘤
②側枝静脈瘤
②側枝静脈瘤
③網目状静脈瘤
③網目状静脈瘤
④クモの巣状静脈瘤
④クモの巣状静脈瘤

症状

たくさん静脈瘤ができていても全く症状のない人もいます。
しかし、静脈瘤ができると足がむくむ、だるい、重い、痛む、ほてるなどの症状がよくでます。
足がつる、いわゆる「こむら返り」もおこりやすくなります。

静脈瘤と色素沈着、潰瘍
静脈瘤と色素沈着、潰瘍

静脈瘤はなぜできる?

血管には動脈と「静脈」があります。
心臓から出た血液は動脈を通って体の隅々にいきわたり、その後は静脈を経由して心臓に戻ります。

多くの静脈瘤は、表在静脈(とくに大伏在静脈や小伏在静脈)の弁が壊れるために発生します。
弁が正常に働かないと、血液は逆流することになり、足の下の方に血液が溜まります。
その結果、静脈は拡張し、静脈瘤ができてくるのです。

下肢静脈瘤の治療

◇血管内焼灼術(高周波=ラジオ波を用いた治療)

膝のあたりから伏在静脈にカテーテルを挿入し、カテーテルの先端からレーザーや高周波を照射し、血管の中から伏在静脈を焼灼、閉塞させる治療法です。侵襲の少ない新しい静脈瘤治療です。

下肢静脈瘤の高周波(ラジオ波)治療機器(COVIDIEN社製)
下肢静脈瘤の高周波(ラジオ波)治療機器(COVIDIEN社製)

平成26年6月より下肢静脈瘤に対する高周波(ラジオ波)を用いた血管内焼灼術が保険適応になりました。

血管内焼灼用高周波(ラジオ波)治療 のメリット

1. 日帰りを含む、短期滞在手術が可能です。
2. 傷跡が一か所ですみ、跡がほとんど残らず目立ちません。
3. 治療時間は、麻酔を含めて60分程度です。
4. 従来のレーザー治療と比べて術後の痛みが少なく、皮下出血の量も少なくすみます。
5. 保険が適応されるので、費用が高額にならずにすみます。

◇ストリッピング手術(下肢静脈抜去切除術)

大伏在静脈あるいは小伏在静脈を引き抜き、さらに小さい皮膚切開により静脈瘤を切除するものです。

◇硬化療法

直接静脈瘤に薬(硬化剤)を注射するものです。硬化剤により静脈が損傷され、静脈はぺしゃんこになってしまいます。
つまり、硬化剤は静脈を癒着させぺしゃんこにする接着剤のようなものです。

◇結紮術(けつさつじゅつ)

血液の逆流の強い人には伏在静脈の結紮術を行います。皮膚に小さい切開を加え、静脈をしばるもので血液の逆流を止めてしまいます。

◇弾性ストッキング

血液が足に貯溜しないように、静脈瘤を強く圧迫するものです。

ハイソックス
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ストッキング
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パンティーストッキング
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